瀬名秀明氏による『SM博物館』書評
ちょっと古い情報ですが、季刊『真夜中』NO.5(リトルモア)に『SM博物館』の書評が掲載されています(44頁)。昨年8月に河出i文庫から出た本書ですが、紙媒体での書評はひょっとしたらこれが初めてではないでしょうか(他にご存知の方いたら、教えていただけると有り難いです)。※追記:記事をアップしてすぐ、自分で書いた石川誠壱さんの記事に気がつきました……。初めてではないですね。
書評の執筆者は、作家の瀬名秀明氏。アンソロジー『贈る物語 Wonder』(光文社文庫)に「窓鴉」を選ぶなど、式貴士のファンで知られています。雑誌の特集「からだ、あります。」に合わせて、書評も「からだブックガイド」となっており、瀬名氏のコーナーは「私たちのすべて」と題して3冊の本が紹介されています。
手:眉村卓「美しい手」(角川文庫『変な男』所収)
腹:蘭光生『SM博物館』(河出i文庫)
細胞:古谷美央、アイカム 著、中畑龍俊 監修『iPSって、なんだろう』(アイカム)
『SM博物館』の項目が「腹」なのは「切腹」の章を中心に取り上げているためで、蘭光生の別名が式貴士や間羊太郎であることに触れた後、「正直いって蘭光生名義の小説はどうも好みでないのだが、(中略)まさに間羊太郎名義の名著『ミステリ百科事典』と表裏を成す一冊」と書かれています。本当に、『ミステリ百科事典』読者や式貴士ファンなら興味深く読めると思いますので、これを機に『SM博物館』に手を伸ばす人が増えると嬉しいです。
![]() | 季刊 真夜中 No.5 2009 Early Summer 販売元:リトル・モア |
![]() | SM博物館 (河出i文庫) 著者:蘭 光生 |
![]() | 贈る物語 Wonder すこしふしぎの驚きをあなたに (光文社文庫) 著者:瀬名 秀明 |
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