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2008年1月

2008年1月30日 (水)

『カンタン刑』の見本が出来上がりました!

来週木曜発売の『カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション』(光文社文庫)の見本が出来上がりました。一足先に、カバーをご紹介します。

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巻末エッセイは、作家の平山夢明さんが書かれています。帯文は、そのエッセイからとったものです。前のエントリでは、解説と書いてしまいましたが、巻末エッセイの間違いです。あと、「平山さんが本格的な文庫解説を書くのはおそらく初めて」とも書きましたが、『こんな映画が、 吉野朔実のシネマガイド』(吉野朔実著、河出文庫)の解説を担当されていることに、この前気がつきました。重ねて、失礼しました。平山夢明さんと式貴士の関係については、別の記事で詳しく書くことにします。

ページ数、定価も確定しましたので、収録内容も含めて以下にまとめました。発売の折には、ぜひぜひ手にとっていただけると嬉しいです。

『カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション』
光文社文庫/2月7日発売/400頁/629円+税
〈目次〉
・カンタン刑
・首吊り三味線
・渇いた子宮
・ヘッド・ワイフ
・おれの人形
・マイ・アドニス
・血の海
・アイス・ベイビー
・メニエール蝉(単行本未収録)
・塵もつもれば(単行本未収録)
・鉄輪の舞
・東城線見聞録
・仕置猫(単行本未収録。作画・上村一夫)
巻末エッセイ「破壊されて嬉しかった日」平山夢明
解題

●【平山夢明 ブログ】ある日記
http://blog.livedoor.jp/hirayama6/

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2008年1月25日 (金)

上村一夫・作画「仕置猫」について

光文社文庫の発売まで、2週間を切りました。今日は、未収録作品「仕置猫」の概略をご紹介します。この作品は、間羊太郎原作、『同棲時代』『修羅雪姫』などで知られる漫画家・上村一夫が作画を担当した短篇劇画です。厳密には、「式貴士」の作品ではありませんし、難しいかなと思いつつ提案したのですが、ボーナストラックとして面白いのではないかと編集部の方に言っていただき、今回収録することができました。原稿は紛失していたため、雑誌を版下に使っていますが、印刷会社さんの頑張りで、かなり綺麗に仕上がっているそうです。

だいぶ前のことできちんと覚えていませんが、この作品の存在を発見したのは、掲載号の「週刊プレイボーイ」がヤフーオークションに出ているのを偶然見つけたのがきっかけだったと思います。式貴士や間羊太郎で検索すると、思いもよらぬ掲載雑誌が見つかることがあって、今でもちょくちょくのぞいているのですが、この作品が引っかかった時は驚きました。まさか漫画原作まで手を出していたとは思いませんでしたから……。

解題にも書きましたが、小早川博名義の性雑学本『門外不出オトナのいたずら 欲求不満をふっ飛ばす』『いたずらの秘本 相手をいじめよう』の2冊で、上村氏はイラストを担当しています。おそらくこの縁で2人はタッグを組むことになったと思うのですが、詳しい事情は今のところ分かっていません。また、式貴士ファン的には、それ以上にアッと驚く謎が本作には隠されているのですが、それは是非文庫を手にとって確認してみてください。

上村一夫ファンにとっても、貴重な一作だと思います。そうした方々にも手にとってもらえると嬉しいです。

上村一夫公式サイト
http://www.kamimurakazuo.com/index.html

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2008年1月15日 (火)

光文社文庫『カンタン刑』の収録作品をお知らせします

お待たせしました。光文社文庫『カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション』の収録作品をお伝えします。赤字の作品が、今回初めて収録されるものです。

『カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション』収録作品
光文社文庫/2月7日発売/約400頁/価格未定

・カンタン刑(『カンタン刑』所収。「奇想天外」1975年9月号掲載)
・首吊り三味線(『連想トンネル』所収。書き下ろし[初出・1980年5月])
・渇いた子宮(『イースター菌』所収。書き下ろし[初出・1979年10月])
・ヘッド・ワイフ(『ヘッド・ワイフ』所収。「小説現代」1980年10月号掲載)
・おれの人形(『怪奇日蝕』所収。「問題小説」一九八一年四月号掲載)
・マイ・アドニス(『ヘッド・ワイフ』所収。「小説推理」1981年1月号掲載)
・血の海(『怪奇日蝕』所収。「小説春秋」1981年6月号掲載)
・アイス・ベイビー(『アイス・ベイビー』所収。「週刊プレイボーイ」1983年6月7日号掲載)
メニエール蝉(単行本未収録。「はつらつ」1980年7月号掲載)
塵もつもれば(単行本未収録。「問題小説」1985年6月号掲載)
・鉄輪の舞(『アイス・ベイビー』所収。「小説新潮」1982年2月号掲載)
・東城線見聞録(『イースター菌』所収。書き下ろし[初出・1979年10月])
仕置猫[劇画作品。原作・間羊太郎、作画・上村一夫](単行本未収録。「週刊プレイボーイ」1975年12月9日号掲載)

どんどんコピペしていただいて、ブログ等で触れてもらえると嬉しいです。
各作品(特に未収録作品)については、後日簡単に紹介していきたいと思っています。
宜しくお願いします。

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2008年1月11日 (金)

光文社文庫『カンタン刑』の収録作品、もう少しお待ち下さい

ネットを見ていたら、2月の光文社文庫に式貴士が入ることについて触れている方がすでに何人かいらっしゃいました。藤原編集室さんの「注目の近刊・新刊」リストにも、もう入っています。自分が発売予定をまめにチェックする方ではないので(大体、本屋に並んでいるのを見て、「こんな本が出たんだ」と気付く)、情報の早さに驚きです。

本棚の中の骸骨:藤原編集室通信
http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/

同上サイト、注目の近刊・新刊
http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/topics.html

気になる収録作品について早速お伝えしたいところなのですが、現在編集作業の大詰めですので、もうちょっとだけお待ちください。来週中にはお伝えできると思います。概要だけ先にお伝えすると、「カンタン刑」他の怪奇短篇を10篇、未収録短篇(非常に短いものですが)を2篇、ボーナストラックのある作品を1篇、合計13篇を収録予定です。全ての作品を網羅するというより、式貴士入門編+往年のファン向けのサービスも少しある、程度のラインナップになっていますので、ほどほどの期待でお待ちいただければと思います。

また、解題の他に、ある作家の方のエッセイも収録されます。式貴士と直接関わりのある方ではありませんが、お名前を聞けば「ああ、なるほど」と納得する方です。たぶん、本格的な文庫解説(エッセイ)を書かれるのは初めてなんじゃないでしょうか。先に拝見させていただきましたが、独立した読み物としても読める素晴らしいエッセイでした。

ちなみに、光文社文庫『カンタン刑』以外にも、別名儀での著作が他の文庫に入る予定もあります。まだ詳しいことは決まっていませんが、こちらも年内には刊行されると思いますので、発売が決まり次第お知らせするようにします。

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2008年1月10日 (木)

式貴士、没後の出版状況

昨日の記事で、式貴士単独の著作が出るのは久しぶりと書きましたが、アンソロジーには割と収録されてきています。没後に刊行されたものをまとめてみました。

●1991年
『歴史ショートショート劇場』(新人物往来社・編、新人物往来社)
式貴士「四話のトキ」収録

●1997年
『宇宙塵傑作選 日本SFの軌跡』(柴野拓美・編、出版芸術社)
間羊太郎「空が泣いた日」(【宇宙塵】51号)収録

●1999年
『現代ホラー傑作選第7集 愛の怪談』(高橋克彦・編、角川ホラー文庫)
式貴士「われても末に」収録

『乱歩の幻影』(日下三蔵・編、ちくま文庫)
蘭光生「乱歩を読みすぎた男」収録

●2000年
『猟奇文学館1 監禁淫楽』(七北数人・編、ちくま文庫)
式貴士「おれの人形」収録

●2001年
『異形アンソロジー タロットボックス3 吊された男』(井上雅彦・編、角川ホラー文庫)
式貴士「首吊り三味線」収録

●2002年
『贈る言葉Wonder』(瀬名秀明編、光文社)※2006年、光文社文庫入り
式貴士「窓鴉」収録

間羊太郎、蘭光生のものも含めると、そんなに間を空けずにアンソロジーに採録されてきていることが分かります。アンソロジー中、変わり種の一品として選ぶには、式作品がピッタリだったんじゃないでしょうか。瀬名秀明さんのように、式貴士のファンだからという理由で収録したケースも多いと思います。

昨年刊行された『日本SF全集・総解説』(日下三蔵・著、早川書房)のあとがきで予告されていましたが、この書籍に連動させた、日本SF作家の代表的傑作集『日本SF全集』(全6巻)が出るそうです。このアンソロジーにも、式貴士の短篇が採録されると思います。『日本SF全集・総解説』は、架空の全集を作るというコンセプトで国内の代表的SF作家の作品を紹介するブックガイドです。この中に式貴士のコーナーもありますので、未読の方にはお勧めします。コンパクトに著者の略歴と作品の紹介がしてあって、式貴士の知識を得るには最適のテキストだと思いますよ。

日本SF全集・総解説日本SF全集・総解説

著者:日下 三蔵

販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年1月 9日 (水)

光文社文庫から式貴士の作品集が出ます!

式貴士の作品集が、光文社文庫から出版されることになりました。タイトルは『カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション』。発売日は2月7日です(価格等は、まだ未定です。決まり次第お伝えします)。

「カンタン刑」を始めとした怪奇色の強い短篇を中心にセレクトした、新規編集の作品集です(第一短篇集『カンタン刑」と同じタイトルですが、収録作品は異なります)。私は、編集のお手伝いと解題を書かせてもらっています。新規読者向けというコンセプトのため、ファンの方には既読の作品がほとんどになっていますが、グロテスク作品だけを集めた作品集は今回初となりますので、発売の折には是非手にとっていただけると嬉しいです。ちなみに、ほんの少しだけですが未収録短篇も入っていますし、あっと驚くレア作品も収録することができました。詳しくは、追い追いお伝えしていきます。

下の画像は、今月の光文社文庫に入っている折り込みチラシをスキャンしたものです。来月のラインナップに「真冬のホラーフェア」の1冊として本書が入っているのが分かります。

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式貴士単独の作品集は、1993年の『鉄輪の舞』(出版芸術社)以来ですから、関わっている自分としても発売が非常に楽しみです。発売までの約1ヶ月、色々な情報をいち早くお伝えしていく予定ですので、宜しくお願いします。その他の式貴士絡みの話題も、このブログで書いていこうと思っています。

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2008年1月 8日 (火)

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