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2008年2月

2008年2月18日 (月)

今日は式貴士の命日です

今日2月18日は式貴士の命日で、亡くなられてから今年で17年になります。光文社文庫『カンタン刑』が発売されて約10日経ちますが、いいタイミングで本が発行されて良かったです。今日は行けませんでしたが、いつか墓前に本を供えに行こうと考えています。

式貴士のお墓は、静岡県の富士霊園内にある「文学者之墓(ぶんがくしゃのはか)」にあります。文学者之墓は日本文藝家協会が作った合祀墓で、生前に希望した会員はこのお墓に入ることができるそうです。2度足を運んだことがありますが、始めは単なるモニュメント(遺骨などは入っていない)だと思い込んでいました。ネットで調べると、確かに、故人の遺品や分骨のようなかたちで納めるケースが多いようですが、式貴士の場合はここに遺骨が納められていると遺族の方にうかがいました。

横長の墓碑には、著者の名前と亡くなった日、享年、そして代表作が書かれています。式貴士が選んだ代表作は『虹のジプシー』でした。著者の心の遍歴を描いたこの作品は、グロテスクな要素から、センチメンタリズムな要素まで全て含まれていて、自らの代表作として選んだのも頷けます。この作品もいつか復刊できるといいのですが……。

Bungaku_hi

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2008年2月13日 (水)

「週刊大衆」に書評が掲載されています

現在発売中の「週刊大衆」(2月25日号)に書評が掲載されています(新保博久さんに教えていただきました)。執筆されているのは復刊ミステリ・SFの編纂や解説でお馴染みの日下三蔵さんです。未収録短篇や「仕置猫」についても触れられていて、「年季の入ったファンから初めて作者に触れる読者まで満足まちがいなしの1冊だ」と書いていただいています。来週月曜に最新号が出るまで、コンビニや書店に置いてあると思いますので、ぜひチェックしてみてください(148ページに掲載されています)。

Taishul_4

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石川誠壱さんからの感想と、解題の訂正お詫び

私は解題で「式貴士研究家」と勝手に名乗っていますが、この名付け親はミステリ評論家の新保博久さんだったりします。名刺を作る時に、何か肩書きがあった方がいいでしょうとアドバイスしていただきました。縁の人に取材する時、大体まずこの肩書きの話になって最初の話題に困らないという利点があるんですよね。それぐらいの意味あいで研究家と名乗らせてもらっているのですが、実は先輩がいるんです。ライターの石川誠壱さんがその人で、私のサイト「虹星人」より前に「式貴士と私(仮)」というサイトを立ち上げられています。

式貴士と私(仮)
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1814/shikitakashi.html

石川さんは他にも幅広いジャンルで深い研究をされている方で、私としては式貴士研究の先輩であり、心強い仲間だと思っています。その石川さんから、光文社文庫『カンタン刑』の感想をいただきました。「『式貴士・入門篇』としては、ベストなセレクトであると思います」と言っていただけて、ホッとしました。

石川さんのブログで、未収録作品の「メニエール蝉」「塵もつもれば」、劇画作品の「仕置猫」について書かれているのでご紹介します。私の解題では、前者2篇についてほとんど触れていませんでしたので、ディープな式貴士ファンの方にぜひ読んでいただきたいです。

石川誠壱の「こちら熟女捜索隊」
あと半歩 ※「メニエール蝉」「塵もつもれば」について
http://plaza.rakuten.co.jp/ishikawasei1/diary/200802120000/

あと0.25歩 ※「仕置猫」について
http://plaza.rakuten.co.jp/ishikawasei1/diary/200802120001/

「塵もつもれば」について更に補足すると、モチーフになっている占星術についてはウラヌス星風名義で培った知識が活かされているのと(蘭光生名義のポルノでも、突然占星術の蘊蓄が展開されている作品もあります)、ワープロなどハイテク機器が嫌いだったという式氏が当時としては珍しい、コンピューターでホロスコープを書くことを扱っているのが興味深いです。以前、式氏に関する取材で、CBSソニーの編集者の方が、正にこの短篇で書かれた話を式氏にしたら、とても興味をもっていたと話されてましたので、おそらくこの話をネタに書かれたものだと思われます。

石川さんからは、解題のミスについても指摘いただきました。以下の2点です。
お詫びして訂正させていただきます。

●P383 13行目
矢野徹のルビ「やのとおる」
→正しくは「やのてつ」

●P383 13〜14行目
「SF宝石」第7号。一九八〇年六月
→正しくは「八月」

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2008年2月 7日 (木)

光文社文庫『カンタン刑』本日発売です!

『カンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション』(光文社文庫)、本日発売です。そこそこ大きな書店の文庫新刊コーナーには、置いてあると思います。ぜひ手にとってみてください。

以下は余談です。『カンタン刑』が書店に置いてあるのを確認しがてら、同時発売の光文社文庫の中で、『ライダー定食』(東直己)と『聖殺人者』(新堂冬樹)を手にとってみました。『ライダー定食』は、大森望氏の解説によると、ハードボイルド作家としてデビューする前に書かれた奇妙な味・奇想小説系の短篇集、『聖殺人者』は、『悪の華』の続編にあたる暗黒ハードボイルド小説(解説は日下三蔵氏)。新堂冬樹は、暗黒小説から恋愛小説まで書いてしまう幅広い作風で、大体読んでいますが、好みの作家です。触れ幅の大きさという点でいえば、式貴士に通じるところがちょっとあるかもしれませんね。『聖殺人者』は初刊本で読んでいるので、『ライダー定食』だけ購入しました。

そうそう。新堂冬樹といえば、式貴士好きの方は、『吐きたいほど愛してる。』(新潮文庫)をぜひ読んでみてください。『カンタン刑』のような生理的恐怖を感じさせる短編集で、かなり強烈ですよ。お勧めです。

カンタン刑   式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)Bookカンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)

著者:式 貴士

販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ライダー定食 (光文社文庫)Bookライダー定食 (光文社文庫)

著者:東 直己

販売元:光文社
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聖殺人者 (光文社文庫)Book聖殺人者 (光文社文庫)

著者:新堂 冬樹

販売元:光文社
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吐きたいほど愛してる。 (新潮文庫 し 58-1)Book吐きたいほど愛してる。 (新潮文庫 し 58-1)

著者:新堂 冬樹

販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年2月 1日 (金)

『カンタン刑』amazonで予約開始

光文社文庫『カンタン刑』、amazonで予約ができるようになりました。価格は税込みで660円です。人に配る用に、自分でも3冊注文してみました。

カンタン刑Bookカンタン刑

著者:式 貴士

販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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